アンゼリカは パウンドケーキや クッキーなどに含まれている砂糖漬けされたグリーン色の 食べ物です。こちらのハーブは 薬効のある部分は根の部分なのですが、ヨーロッパを中心に 茎と葉っぱが食されてきました。
認知症に詳しい専門医なら知らない方はいないといわれる ANM176という成分が ガーデンアンゼリカの根から抽出した12成分のなかには含まれているのだそうですが (収穫後の手入れが必要)・・・これからの高齢化社会に 注目の成分ですよね。
これらの根っこは 西洋当帰として 漢方でも扱われているのですが、通常ただ根っこを採取しただけではこのANM176という成分は含まれておらず、収穫後の手入れも複雑なため
素人には 西洋当帰としての成分採取だけが可能なことかもしれません。
日本では アンゼリカという形でお菓子に使われているもののほとんどは フキの砂糖漬けで代用されているのだそうです。
たとえば 和のハーブ・メディカルハーブである ヤブニッケイなどは 日本にあるヤブニッケイだけに 糖尿病予防・改善に効果的なインスリン様物質 MHCP(メチルヒドロキシカルコンポリマー)が含まれている。
他のヤブニッケイには含まれておらず 日本だけのヤブニッケイに含まれている成分・・・。これは他の植物で逆転していることもあるわけです。
アンゼリカの代わりに 和のハーブのふき で代用できるけれども、和のハーブのふきでは アンゼリカの代わりにならないものも含まれているというのは容易に推測できます。
海外のハーブ・日本の古来のハーブ リンクしているハーブもいくつかあるのですが・・料理の仕方によって変わっているものや 効能がそもそも違うものもあるので そういった違いもこれから少しずつ覚書としてまとめていきたいと思います。