和ごころ花音符に、シンボルツリーで植えているアオダモ。樹皮の色や、そのままでも様になるとわかり、成長を見守って今年の2月に植えたかわいい木です♪
今はだいぶ数もへっていますが、野球のバットとして利用されていたのも頷ける枝の美しさです。
ふと、アオダモってどうしてアオダモなの?と調べてみると、アオダモの枝を切って水に入れておくと、殺菌性の強い、クマリン配糖体・エクスクリンが水に溶け出して、水が藍色の蛍光を出すことからアオダモと呼ばれています、との事。
えっ?もしかして アオダモってハーブなのかしら??
そう思い調べてみると ・・・。
アオダモはモクセイ科のハーブです。
秦皮(しんぴ)は、消炎、収斂(しゅうれん)薬として用います。 また、洗眼剤として用いる場合には、結膜炎などの洗眼に、秦皮(しんぴ)
10グラム、水0.4リットルで半量まで煎じた液で洗眼します。
なるほど 秦皮?収穫方法を調べてみよう。
春から夏に、樹皮を採取して天日で乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、秦皮(しんぴ)といいます。
秦皮ね。効能は??
健康食品、秦皮は神農本草経の中品に収載されている。
「基源」
モクセイ科のトネリコ。東北秦皮、四川秦皮などの樹皮を除いた上皮および枝皮。
「産地」
中国(東北秦皮;遼寧、吉林省など)、四川秦皮(四川省など)
「成分」
クマリン類のエスクリン、エスクレチンのほか、フラキシン、フラキセチンを含む。
タンニン、サポニンなども含有される。
クマリンと言えばさくらで学びました♪
そうですね。クマリンはサクラの葉っぱに多く含まれています。クマリンの香りは桜餅の香りともいえますね
さくらの葉っぱの香りを嗅いでもあまり香りはしないのですが・・・
クマリンは、生の葉の中で「クマリン酸配糖体」という糖と結合した状態で存在しており、液胞(植物の細胞構造のひとつ)内に隔離されているため匂いは発しません。
生の桜の葉から匂いがしないのはそういうわけなんですね。
これを乾燥させ、塩漬けすることによって葉の中の細胞が壊れて、さらに水と一緒に分解(加水分解)させるとクマリン酸と糖の結合が解かれることではじめて、あのさくら独特の匂いが出てくるのです。
「応用」
田の畦にかける稲架木(はさぎ)として植えられた。
民間では解熱、咳止め、痰きり、小便不利などに応用された。
尿酸値の高い人の痛風予防に利用されてきた。
涙液分泌過多にもいいとされる。
「処方例」
白頭翁湯。
「用法・用量」
煎剤、丸剤、浸剤」。1日5~10g。
完全に 有用植物だったのね〜知らずに買っていました!
中国の古書、神農本草経(しんのうほんぞうきょう)には、トネリコの樹皮を乾燥した、秦皮(しんぴ)を、「久しく服すると頭髪は白くならず、不老である」という記述があります。
また、日本の古書の本草綱目(ほんぞうこうもく)では、「目を明にし、目の赤腫や疼痛(とうつう)、涙のやまぬときに用いる」という記述があり、古くから目の薬として用いていたことがわかります。
これまた、白髪にもなりにくいなんて!アレルギーでの目の不調などにも使えそうね~
樹形も、樹皮の色も、お花も可愛いと思いシンボルツリーにしましたが、これは人気がでそうな気がします!笑
でも樹皮が綺麗すぎて、剥ぐなんて。。。できないかも〜〜(泣)